映画感想「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」

※以下ネタバレ注意

 

危なっかしいタイトルだが、ヨーロッパを中心としたアメリカ以外の国々のいい所を盗んで行こうという内容。
イタリアの有給休暇が8週間もあったり、フランスの給食がレストラン並だったり、フィンランドの学校教育が無償であったり、素晴らしい面が強調されている。
もちろん悪い部分もあるとは思うのだが、今回は伏せられている。
ただそのいい所を最初に始めたのはアメリカだったというオチ。

起源にしろ、それを昇華させたにしろ、お互いのいい所をどんどんと吸収していけばいいのだ。それは日本にも言える事で、隣国を嫌うばかりでなく、いい所はいい所として吸収すれば、己の利益になるのだから何でも反対、というのはもったいない気がするのだ。