読書感想「竜馬がゆく」4巻 司馬遼太郎

ついに動き出した竜馬の海軍。国内しか見ていない人間をよそに、外へ外へ出て行く姿が心地いい。
今では海外なんて当たり前だけど、江戸300年の鎖国時代にこんな事を思いつく人間が出るなんて奇跡としか言いようがない。

また幕府の要人や旗本など目上の人間は手玉にとっているのに、さな子に言い寄られると焦ってしまう竜馬の姿が人間くさくていい。同じ人間なんだなと安心させられる。