映画感想「ベン・ハー」
あまりにも有名な映画だけど、今まで触れる事がなかった。
多分Amazonプライムがなかったら4時間近くの上映時間にビビって観れなかった。
1950年代の映画という事で、背景の合成な場面はバレバレなものの、ローマやユダヤの街の精巧さに一気に引き込まれる。
そしてレースでの死闘は現代の映画でも抗えない迫力があり、これ以上ないほど興奮した。未来に伝えられるべき映画だと思う。
映画感想「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」
※以下ネタバレ注意
危なっかしいタイトルだが、ヨーロッパを中心としたアメリカ以外の国々のいい所を盗んで行こうという内容。
イタリアの有給休暇が8週間もあったり、フランスの給食がレストラン並だったり、フィンランドの学校教育が無償であったり、素晴らしい面が強調されている。
もちろん悪い部分もあるとは思うのだが、今回は伏せられている。
ただそのいい所を最初に始めたのはアメリカだったというオチ。
起源にしろ、それを昇華させたにしろ、お互いのいい所をどんどんと吸収していけばいいのだ。それは日本にも言える事で、隣国を嫌うばかりでなく、いい所はいい所として吸収すれば、己の利益になるのだから何でも反対、というのはもったいない気がするのだ。
読書感想「竜馬がゆく」4巻 司馬遼太郎
ついに動き出した竜馬の海軍。国内しか見ていない人間をよそに、外へ外へ出て行く姿が心地いい。
今では海外なんて当たり前だけど、江戸300年の鎖国時代にこんな事を思いつく人間が出るなんて奇跡としか言いようがない。
また幕府の要人や旗本など目上の人間は手玉にとっているのに、さな子に言い寄られると焦ってしまう竜馬の姿が人間くさくていい。同じ人間なんだなと安心させられる。